ものがたり

濱醤油醸造場

明治30年創業以来の伝統と技術をそのまま継承した、
長期熟成古式醸造のお醤油を作り続けています。

美味しさの秘訣①

杉樽仕込み

 

今にも崩れそうな古びた杉樽。決して朽ちているのではなく、その中には大切な菌が共生しています。

味噌や醤油といった発酵調味料は乳酸菌や酵母菌などの微生物の力で作られます。これらが快適に過ごせる環境が整うことで、はじめて最高の味わいを引き出すことができます。

そのためには「プラスチックの桶」ではなく長い年月をかけて使い続けている「杉樽」が必要なのです。

美味しさの秘訣②

国産原料・無添加

 

原材料は大豆、小麦、食塩のみ。シンプルな素材だからこそ、一つ一つを厳選しています。契約農家から仕入れる無農薬の国産大豆、豊かな自然に恵まれた徳島産の小麦と米、そして塩が使用されています。
これらこだわりの素材を使い、すべての工程に愛情を注ぎながら、手間暇を惜しまずに醤油を仕込んでいます。

濱醤油の製品は、その卓越した品質と風味から、多くの料理のプロに絶賛されています。

ミシュラン三つ星を獲得した有名店をはじめ、名だたる料亭や日本の航空会社のダイニングでも使用されています。ただの調味料ではなく、料理の繊細な味わいを引き立てるための重要な要素として認められているのです。

メッセージ

 

日本人にとって毎日欠かすことのできない調味料のひとつである醤油。
いちばん身近な調味料だからこそ味や品質にこだわりたい方も多くいらっしゃると思います。

濱醤油さんの醤油と出会ったとき、黒いガラス瓶から注がれる綺麗な琥珀色の液体に魅了され、どこまでも潔くピュアな口当たりに感動したことを鮮明に覚えています。
飾り気のないストレートなその味に、懐かしさすら覚える方もいらっしゃるかもしれません。

決して主役にはならない謙虚さ。
あくまで素材の味を活かしつつ最大限に引き立てる名脇役。

和食はもちろん、数多くの料理に使う醤油は味の決め手に多大なる影響力があります。
だからこそ質の良いもの・ほんものを使っていただきたい…それがあわい商店の思いです。

特に濱さんの醤油は、新鮮さと醤油本来の旨味やコクが凝縮されているため、豆腐や刺身といった食材そのもののおいしさを楽しむ料理に最適です。ぜひご賞味ください。 

お醤油ができるまで

1.小麦を炒る
2.大豆と混ぜる
3.製麹(せいぎく)
4.櫂(かい)入れ
5.もろみの処理
6.完成